IntelがIoTに対する取り組みについて事例を交えて紹介 - Intel IoT Asia 2015
そのうえで、大都市全体では現在、毎週100万人以上の人口が流入し、2030年には50億人が都市に集中という予測を紹介した。
世界のTOP600の都市をマッピングするといくつかのホットゾーンに集中し、中でアジア太平洋地域ではホットゾーンが大きく、その分さまざまな問題も発生してしまう。これらの都市問題をIoTで解消するのがスマートシティの目指すところだ。
Intelは都市開発における最も良い手法を模索しているが、交通や建築、インフラ、分析という4つの領域で、各都市による固有の問題と共通の課題があるという。
例えば、交通渋滞はどの都市でも課題となっているが、個別の課題に目を向けるとドバイでは水の管理、東南アジアでは大気汚染が問題になっている。フィリップス氏は、問題解決に向けた基盤としてデータ統合やオープンスタンダード、アジリティ、トラスト、シームレスでシンプルなサービス体験、エコシステムのイノベーションの6つが重要であると説明する。また、複数のエッジを1つのゲートウェイで管理することや、複数の通信インフラを組み合わせることで価格優位性を確保し、データを融合して新しい発見に結び付けることが重要だという。