2015年11月30日 17:43
人とシステムが接触するエンドポイント対策が重要 - DLPのデジタルガーディアン CEO
サイバー犯罪グループは、この知的財産に価値があるとわかって狙っている。最終的な目的はデータなのだ。
それに対して日本の企業は、ファイアーウォールやマルウェア対策などのネットワークセキュリティには力を入れているものの、データそのものを保護するソリューションはあまり使われていない。日本年金機構やベネッセなどの情報漏えい事件を見ても分かる通り、情報漏えい対策が遅れていると思う」
――ネットワークセキュリティだけでは守ることができないということか?
ケン・レヴィン氏「その通りだ。いくら分厚いファイアーウォールを作っても、マルウェア対策・脆弱性対策を進めても、情報漏えい事件が起きてしまう。情報漏えいを防ぐには、データそのものを保護することが重要だ。
日本にもデータプロテクションの波が来ている。我々は『DLP is back』と言って、データプロテクションのソリューションが重要だと呼びかけており、日本でもそれを推進していきたい」
○人とデータの接点=エンドポイントが守るべき場所
――デジタルガーディアンの最大の特徴は何か?
ケン・レヴィン氏「エンドポイントで守ること、これに尽きる。
エンドポイントは人とシステムが初めて接触するところであり、もっともリスクの高い場所だ。