くらし情報『小惑星探査機「はやぶさ2」、地球スイングバイ後の機体の状態は「健全」』

2015年12月3日 22:12

小惑星探査機「はやぶさ2」、地球スイングバイ後の機体の状態は「健全」

そのままだと地球スイングバイ中にこれが機能してしまうため、事前にそうした安全機能を無効化する必要があるという。いつもと違う設定で飛行する日陰を無事に乗り切れるか、懸念するとすればそこだ。

地球スイングバイ後、記者会見に応じた吉川真・はやぶさ2ミッションマネージャによれば、はやぶさ2からの電波は、19時25分ころにNASAのキャンベラ局で受信。その後、探査機の姿勢、電源の状態、各部の温度などをチェックしていき、19時29分ころ、主要な装置に全て異常が無いことが確認できたとのこと。

地球スイングバイで計画通りの軌道に入ったかどうかについては、前述のように今後1週間程度かけて確認する予定だが、物理法則通りに飛行するだけなので、「大外れすることは無いだろう」(吉川氏)と見られる。

また今回、地球に接近するチャンスを利用して、はやぶさ2を観測するキャンペーンが行われたが、同日21時の段階で20件もの観測例が報告されている。吉川氏は「はやぶさ2はこれからリュウグウに向かう。多くの人が出発を見届けてくれたのは本当に嬉しい」と感謝を述べた。
なお地球スイングバイ後に、津田雄一・はやぶさ2プロジェクトマネージャが寄せたコメントは以下の通り。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.