2015年12月7日 11:45
東京都板橋区とタニタがタッグ! 大規模な健康作りプロジェクトの狙いを聞く
東京都板橋区はこのほど、同区内の企業であるタニタと効率的・効果的なヘルスプロモーション活動を推進する事業「いたばし健康づくりプロジェクト」を開始させた。行政と産業界がタッグを組み、約55万人にものぼる区民を対象とした大規模な健康推進事業は行うことは、全国的にも珍しいと言える。その狙いは何なのか。板橋区 健康推進課の長谷川吉信管理係長に話を伺った。
○「いたばし健康づくりプロジェクト」とは
同プロジェクトでは、「健康増進コース」「国保生活習慣病予防コース」「スポーツコース」の3つのコースを用意。参加者が自らの身体的特徴や運動習慣などを考慮し、好きなコースに参加できるように工夫した。
3つのコースのうち、「スポーツコース」だけが先行する形で2015年5月よりスタート。それに続いて、9月と10月に残りの2つのコースがそれぞれ開始された。
いずれのコースも数カ月間に複数回実施されるプログラムを通じ、参加者に運動や栄養などについて学んでもらうという流れになっている。2015年度の後期における各コースの参加者は、「健康増進コース」が500人、「国保生活習慣病予防コース」が100人、「スポーツコース」