くらし情報『日本通信、金融・決済系やIoT向けの新ルーター「2SIMルーター」発表』

2015年12月9日 10:00

日本通信、金融・決済系やIoT向けの新ルーター「2SIMルーター」発表

同社は、米国でATM向けの無線専用線サービスを提供しており、セキュリティ基準のPCI DSSも取得している。米国ではATMの3割が無線接続で、この分野では「リーダーになっている」と福田氏。

この無線専用線サービスの経験を生かして、専用線としてセキュリティが要求される分野での採用を想定しており、現在、ISDNの専用回線サービスを利用している企業をターゲットに据える。

国内では、有線の専用線サービスが490万回線利用されているが、そのうち350万回線がISDNを利用し、「速度は64kbpsながら月額1万円程度を支払っている」と福田氏。

それに対して2SIMでは、速度は150kbpsに制限された3G通信ながら、月額3980円と割安な価格を実現した。無線であることから「設置コストも低廉化できる」とのことで、今後の利用拡大を目指す。ATMなどの金融機関の採用だけでなく、POSでの利用も想定する。現在、クレジットカード業界はセキュリティのためIC(EMV)への対応を推進しており、今後POS端末の置き換えが進んでいくと見られている。


特に、SIMの入ったハンディターミナルを利用する場合は無線部分のセキュリティを確保する必要があるが、同社はPCI DSSを取得しているため、競合に対して有利なポジションになると見ており、採用拡大が期待できるとしている。

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