主婦が新聞読んで聞いてみた (8) なぜ一人で家電ブランドを立ち上げることができた?
と言って頂けたら、もちろん嬉しいし、一生懸命作ったけれど、「ここダメだね」と突っ込まれたら、「確かに、ここは自分も悩んでいた。これはダメだというのは伝わるんだな」と。
メーカーはモノを作り続ける存在なので、お客様とのコミュニケーションがあって初めて「循環」が起こるんです。「循環」を感じとれなくなると、メーカーは消耗していきます。だから、「モノを作って、モノを介してユーザーさんとコミュニケーションをする」。そこに、私はモチベーションがありますね。
○主婦的感想
取材をさせてもらったのは、シェアオフィスの共用スペース。中澤さんが話をする後ろでは、マネキンに服を着せながら洋服を作っている男性がいた。
24時間オープンしているオフィスは不夜城のようで、そこにはモノづくりをしている人たちの、活気があった。
UPQの商品は、リアル店舗蔦屋家電や、ビックカメラグループでも販売している。「店頭に行ったらUPQの商品がみてみたいという存在になっていきたい」と中澤さん。日本は、もともとモノづくりの国だった。モノ作りをする人達を後押しする環境が整い、若く、エネルギー溢れる人たちが、そこに集う。日本の明るい未来が見えた気がして、頼もしく、嬉しくなった。