主婦が新聞読んで聞いてみた (8) なぜ一人で家電ブランドを立ち上げることができた?
6月にフロンティアメーカーズ育成事業のメンターだった家電ベンチャーのCerevo(セレボ)の岩佐琢磨代表取締役と話す機会があって「お弁当箱の他に、何を作りたいの?」と聞かれて、「SIMロックフリーなスマホ」という話をしたら、「作れるでしょ」と。
――6月にそういう話をして、8月に製品化。すごいスピードですね。
みなさん「スピード、スピード」と驚かれますけれども、モノ作りの過程を凝縮すると、できなくはないスピードなんです。それよりも、「個人が、家電品を作れる環境が整ってきた」ということの方が大きなトピックだと思います。3DプリンターやArduinoような、プロトタイピングのハードルを下げるもの出てきたことで、個人が簡単に試作品を作れるようになるなど、モノづくりの世界が進化しています。
私がUPQでやっていることも、去年(2014年)ではできなかったと思いますし、今年(2015年)だからできたのだと思います。
○個人でモノづくりをする環境が整ってきている
――今年と去年の違いは、何なのでしょうか?
DMM.make AKIBAができたこと大きいですね。
DMM.make AKIBAは、去年(2014年)