くらし情報『25歳のあなたへ。これからの貯"金"講座 (31) 原油価格36ドルに急落の衝撃』

25歳のあなたへ。これからの貯"金"講座 (31) 原油価格36ドルに急落の衝撃

これは一見、主婦にとっては良いニュースだが、もし旦那さんが石油関連のお仕事だったりすると、お給料・ボーナスが減ったり、はてはリストラにもなりかねない。石油会社の大型合併の話も出始めている。原油の下げも100ドルが70ドルに下がる程度なら、良い影響のほうが優るが、とはいえ程度の問題で、30ドル台まで暴落すると、企業破たん・株価暴落などの悪影響も大きく出るだろう。主婦と言えど、必ずしも、喜べない状況になるのだ。特に、原油輸出が国家財政を支える中東諸国では、原油販売収入が減ると、ただちに社会保障費も削減ということになる。社会不安・失業問題も悪化して、怖いのは、それがテロを生む土壌になってしまうことだ。

金の価格も原油が下がると影響を受ける。ただ、金と原油の決定的な違いは、金は産業用素材とおカネと言う二面性があるが、原油にはおカネの側面がないこと。
景気が悪いときは原油の需要が減る一方、金は資産として、景気が悪く株が下がりそうな時に逆に買われる傾向がある。

更に、生産面では、原油は液体なので、海底油田でも、ドリルで穴をあければ、噴出してくれる。しかし、金鉱石は固体なので、1トンの鉱石を海底に穴を掘り、そこから陸揚げするだけでも、とほうもないコストがかかる。

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