25歳のあなたへ。これからの貯"金"講座 (31) 原油価格36ドルに急落の衝撃
しかも金鉱石1トンから採れる純金量は僅か3グラム! 原油に比べて、金は生産量が容易に増えないのだ。価格も原油は一年で100ドルが40ドルまで暴落するようなことがあるが、金は例えば一年で1000ドルが400ドルまで下がることは考えられない。そんなに下がったら、赤字操業になり、鉱山会社が生産減らすか、閉山してしまうからだ。
今回も原油価格急落の過程で、金は上がったり下がったり。それほど変わらず、原油より遥かに安定的に推移している。
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○著者プロフィール
●豊島逸夫豊島逸夫事務所(2011年10月3日設立)代表。2011年9月末までワールド ゴールド カウンシル(WGC)日本代表を務めた。
1948年東京生まれ。一橋大学経済学部卒(国際経済専攻)。
三菱銀行(現・三菱東京UFJ銀行)入行後、スイス銀行にて国際金融業務に配属され外国為替貴金属ディーラーとなる。豊富な相場体験をもとに金の第一人者として素人にも分かりやすく独立系の立場からポジショントーク無しで金市場に限らず国際金融、マクロ経済動向についても説く。