『百日紅~Miss HOKUSAI~』アジア太平洋映画賞で最優秀アニメーション賞に
オーストラリア・ブリスベーン市で開催された「第9回アジア太平洋映画賞」にて、原恵一監督のアニメーション映画『百日紅~Miss HOKUSAI~』が最優秀アニメーション賞を受賞した。
本作は、『カラフル』(2010年)や『河童のクゥと夏休み』(2007年)、そして『クレヨンしんちゃん』シリーズで知られる原恵一氏が監督を務めたアニメーション映画。江戸風俗研究家で文筆家、漫画家である故・杉浦日向子氏の漫画『百日紅』を原作とした初の長編アニメ作品であることも注目を集めた。江戸時代を舞台に、葛飾北斎の娘である浮世絵師・お栄の自由闊達で破天荒な生き様を描く。お栄役を、杉浦作品の大ファンだという女優の杏が演じ、葛飾北斎役を松重豊と、日本を代表する演技派・個性派がキャストを務めた。
2015年5月に全国劇場公開された本作は、今回の「第9回アジア太平洋映画賞」をはじめ、「第39回アヌシー国際アニメーション映画祭(長編アニメーション部門審査員賞)」「第19回ファンタジア国際映画祭(今敏賞・長編アニメーション優秀賞、セカンス賞、アジア映画優秀賞、長編アニメーション観客賞)」「第48回シッチェス国際ファンタスティック映画祭(最優秀長編アニメーション賞)」