2015年12月25日 09:13
唐草模様なども……実は意味があるって知ってた!? 風呂敷の模様の話
どこまでも伸びていくツタの様子は、まさに生命力の象徴。一族の繁栄や長寿を意味する、縁起がよい吉祥文様として愛されました。
○麻の葉
幾何学文様が麻の葉に似ていることから、この名がつきました。丈夫でどんどん伸びていく様から、子供が健やかに成長するようにという意味があります。
○鱗(うろこ)
この柄は、竜や大蛇の鱗に見えることから名付けられました。怖いものの象徴である龍や大蛇を表し、「魔除け」「厄除け」の意味でも使われてきました。
○青海波
雅楽の曲の名前から名付けられた柄と言われています。海の波を表した文様で、海の恵みと、ずっと続く波の様子から、平穏や幸せが途切れることなく続くよう願うという意味があります。
また、漢字の「八」に見えることで、末広がりの縁起の良さも表現されています。
いかがでしたか? 幸せを祈る吉祥文様から、判じ物のような面白みのある文様まで、風呂敷の柄はたくさんの側面を持っています。これらの柄をどう選ぶか、と考えるのも楽しみですね。意味を持った風呂敷を使用すれば、包んだ物の価値もグッと引き立ちます。何度も使用できるエコグッズでもありますので、ぜひ生活に取り入れてみてください。