くらし情報『2016年の宇宙開発、ここに注目 - 上半期編: 欧露の火星探査機、巨大ロケット、ロシア新宇宙基地と新宇宙船…』

2016年の宇宙開発、ここに注目 - 上半期編: 欧露の火星探査機、巨大ロケット、ロシア新宇宙基地と新宇宙船…

は米国のオービタルATK社が開発したロケットで、2010年10月に5号機の打ち上げに失敗。以来、打ち上げ停止の状態が続いている。

失敗の原因は第1段のロケット・エンジンにあったとみられている。このエンジンは今から40年以上前にソヴィエト連邦で製造されたもので、性能は高いものの、設計の古さや信頼性の不足などがかねてより指摘されていた。

同社では同エンジンの使用を止め、ロシアが新たに開発したエンジンを輸入して搭載して、改良型のアンタリーズを開発している。すでに機体はほぼ完成しており、近々燃焼試験が行われたのち、5月31日に打ち上げが行われる予定となっている。

○5月ごろ: 超重ロケット「ファルコン・ヘヴィ」の初打ち上げ
ファルコン9ロケットの着陸成功などで話題を集めている米国のスペースX社は、並行して超大型のロケット「ファルコン・ヘヴィ」の開発も進めている。

ファルコン・ヘヴィはファルコン9の機体を3基使って構成されており、地球低軌道に最大で53トンもの物資を打ち上げることができる。
これは現在運用されているロケットの中で最強である米国の「デルタIVヘヴィ」やロシアの「プラトーンM」の2倍以上にもなる。

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