2016年1月12日 09:30
事例で学ぶAndroid活用術 (20) 2つのタフネススマホで目指す先は"2020" - ALSOKの取り組みとは?
同社の「警備」という業務上、24時間365日稼働するため、「電池切れや充電中といった電力で業務が停止するのは困る」と地頭氏。そのため、大容量バッテリーを搭載して連続使用時間が長いものが求められた。
雨や台風の中でも業務は遂行しなければならないため、防水・防低温・耐衝撃といった高耐久性能も求められる上、これらの要件以外にも「通常は防刃手袋をしているため、その状態でも活用できるもの」が必要という、ある種の「全部入り」を必要としていた。
しかし問題はこれだけではない。「業務中に普通のスマートフォンを使っていると遊んでいるように見えたり、盗撮をしているように思われがちだった」(地頭氏)という独特の事情もあり、「見た目はいかにも『業務用』という」意外な条件も付け加えられていた。
こうした条件から携帯キャリア3社の提案を検討。モバイル端末と通信サービスの2点に加え、顧客の情報を取り扱うことになるため、情報セキュリティの部分も重要視し、閉域網やMDMといったサービスを提供できること選定・採用にいたったようだ。また、タフネススマホを検討当時に提供できるキャリアが1つだけだったのも理由に挙げていた。