2016年1月12日 09:30
事例で学ぶAndroid活用術 (20) 2つのタフネススマホで目指す先は"2020" - ALSOKの取り組みとは?
○スマートフォンならではの使い方で業務効率化
TOUGHPADとTORQUEは、業務によって使い分けがされており、TOUGHPADは機械警備隊員、TORQUEは機械メンテナンスなどを行う技術員が利用している。機械警備隊員の業務は、警備会社が建物に設置しているセンサーが侵入や火災等を感知しアラームを出した際に、警備隊員として駆けつけるというもの。
センサーが異常を感知するとALSOKのガードセンターに警報が届くのだが、そこから自動的に一番近隣にいる隊員に情報が通知される際に使われるのがTOUGHPADというわけだ。隊員の現在地はTOUGHPADのGPS機能で常にセンターに把握されており、早期に警備隊員が派遣できるようになっている。
TOUGHPAD側には、センターから自動通知のメッセージが表示され、駆けつける先の情報が表示される。隊員は自分が行ける状態ならそこから現場に向かい、スマートフォンで「現着」のボタンを押して作業を開始する。警報から現着までは警備業法で25分以内と定められており、こうした仕組みはすべて自動化されているそうだ。
もともとは指令に音声無線を使っていたが、フィーチャーフォン時代にBREWアプリを導入、スマートフォンでも指令通知アプリを独自開発して利用している。