2016年1月13日 12:00
シリコンバレー101 (644) 「PS 3の悪夢再び」と批判される Oculus Rift、VR元年の行方は?
「VR Sticker shock: How Oculus failed to prepare the world for a $599 Rift」 ―― これは、米Oculus VRが公表したVR(拡張現実)ヘッドマウントディスプレイ「Oculus Rift」製品版の価格に対するArs Technicaの記事である。
Sticker shock(値札ショック)とは高い表示価格に驚かされたことをあらわすスラングだ。2014年の9月に、Oculus創業者のPalmer Lucky氏がメインストリーム向けには350ドルぐらいが価格のターゲットになると発言していたこともあって、599ドルという価格がRiftに対する期待に冷や水を浴びせる形になってしまった。
350ドルは一般普及を促せる価格であり、製品版とはいえ、Riftはまだアーリーアダプター向けである。話題になっているとは言っても、その市場はまだ小さい。ただ、Riftに関心を持つ人たちにとっても、599ドルは割高な印象であるようだ。ArsがTwitterを通じて行った「Over under on the consumer Rift at launch: $500」