くらし情報『Windows 10 Insider Previewを試す(第38回) - One Coreの改善に留まったビルド11099』

2016年1月14日 14:13

Windows 10 Insider Previewを試す(第38回) - One Coreの改善に留まったビルド11099

遅延した理由として考えられるのが、ビルド11099に対する既知の問題だ。Microsoftは2つの問題を確認済みと説明し、以下の2つを挙げている。

Citrix XenDesktopの仮想マシン上のWindows 10 ビルド11099は正しく動作せず、OS自体を破壊する可能性があるため、MicrosoftはSlow(低速)リングへの変更をうながしている。
Adobe Flashに依存する一部のアプリケーションは起動時にクラッシュする問題を確認済み。具体的にはSkypeやQQ、WeChatの名前を挙げているが、Internet ExplorerやMicrosoft Edgeは含まれない。

Aul氏は本ビルドでも「OneCore」の最適化に努めてきたと述べているが、こちらは前回のビルド11082でも同様の説明を行っていた(参考記事)。そもそもカーネルの改善は一朝一夕に終えるものではない。同氏は「コードのリファクタリングと他のエンジニアが行ってきた作業を(融合させることで)新機能と改善を実現する」と説明するように、現時点でWindows 10 Redstone 1はスタートを切るための準備を行っている状況と捉えるべきだろう。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.