2016年1月15日 00:00
Windows 10ミニTips (47) Windows 10で古いNASにアクセスできない症状の処方箋
Windows 10同士のみである。今後リリースされるWindows Server 2016(仮)は、SMB 3.1.1をサポートするようだ(Technical Preview 4で確認済み)。
○NASにアクセスできない理由
さて、NASにアクセスできない理由はいくつも考えられるが、比較的多いのがSMBバージョンの問題だ。筆者の環境には古いNASがないため、あくまで実験として、Linux上のSamba(Windowsネットワークを提供するソフトウェア)で使用可能なSMBのバージョンを「NT1(SMB 1.x)」に限定すると、アクセスできない旨を示すメッセージが現れる。
MicrosoftはWindows 8.1の時点で、SMB 1.xを非推奨機能にしたものの、Windows 8.1もWindows 10 ビルド10586も、「SMB 1.0/CIFSファイル共有のサポート」を初期状態で有効にしている。
そのため上図のようにNASアクセス時にエラーが発生する場合、「SMB 1.0/CIFSファイル共有のサポート」を何らかの理由で無効にしているか、他の問題が発生している可能性が高い。