2016年1月18日 10:56
測定だけで終わらせない! Google Analyticsによるコンテンツ効果分析 (5) データを活かしてキャンペーンの最適化を目指す "PDCAサイクル"
第4回で紹介した計測構造を運用していれば、キャンペーン全体としての数値だけでなく、更に細かい、キャンペーンを構成する要素ごとの貢献度合いを分析することができます。
キャンペーンで運用しているコンテンツが複数ある場合は、下記を確認してみましょう。
複数ある運用コンテンツページを比較し、「記事を読まなかった割合」などエンゲージ指標において有意差があったか
集客用のタイトル(見出し)はうまく機能しているか
▼タイトルがうまく機能しているか判断する基準例
一つのコンテンツページに対し、ユーザーの関心や需要の違いを想定して異なるキーワードを5つ用意し、その中でクリック後のユーザー行動が飛びぬけていいものはないか
タイトルのクリック率は高いにも関わらず、ページに訪問したユーザーが読まずに去ってしまう頻度が高いタイトルはないか
集客のキャンペーンを実施し、ページを読まずに去ってしまうユーザーが多いタイトルや、反応の良かったタイトルがあった場合、それは何を意味しているでしょうか。以下のような点を検証してみてください。
・ユーザーがタイトルを読んだ際に期待した「クリック後に得られる体験」と、実際のページ内容に大きなギャップがないか
レコメンドタイトルから創り上げた期待と実際のコンテンツ体験との間にギャップがあり、コンテンツに対して失望感を味わったユーザーは、ブランドにとって良いユーザーになるどころか、ネガティブなブランドイメージを持つようになってしまう恐れがあることから、そのタイトルの運用を停止した方がいいかもしれません。