2016年1月19日 14:06
市場拡大は継続するか? 購入型クラウドファンディングの今
●購入型クラウドファンディングの規模
インターネットを使って、不特定多数の賛同者から出資を募るクラウドファンディング。期間内に目標額を集めれば、プロジェクトが動きだす仕組みだ。この仕組みは新製品の開発からクリエーターやアーティストの支援など様々な目的で利用され、新たな資金調達法として注目を浴びている。有名な海外サービスサイトとして、KickstarterやIndiegogoがあるが、名前くらいは聞いたことがある人も多いのではないだろうか。
このクラウドファンディングの種類は大きく分けて3種類ある。リターンのない寄付型、金銭によるリターンがある金融型、製品や作品、体験などをリターンとして受け取る購入型だ。先のKickstarterやIndiegogoは購入型にあたる。
日本においては購入型クラウドファンディング大手と位置づけられ、プロダクト系に強いサイバーエージェント・クラウドファンディング運営の「Makuake」(2013年開始)が挙げられる。
Makuakeは現在の状況をどう見ているのだろうか。
○日本における購入型の市場は?
まず、国内のクラウドファンディング市場の規模について簡単に説明しておきたい。