2016年1月20日 19:22
東京都など首都圏でも患者続出 - おたふくかぜが全国的な流行の兆し
に2015年シーズンで初めて0.7をマーク。そこから0.67、0.77、0.81、0.85、0.94、0.88と1近い数値で推移。患者数が1,715人だった第53週に0.56と落ち込んだものの、1月4~10日に1.2まで急伸した。全国約3,000カ所のすべての定点医療機関で、同期間に1人以上が「おたふくかぜ」と診断されたことになる。
なお、過去5年間の第1週時点における定点医療機関あたりの患者数と比較すると、2016年(1.2)は2011年の1.37に次ぐ高い数値となっている。2011年7月を最後に1を下回る期間が続いており、3~4年周期での流行という法則と鑑みても警戒に値するといえそうだ。
2016年の第1週において、都道府県別での患者数が最も多かったのは北海道の306人。以下は福岡県(295人)、埼玉県(240人)、千葉県(233人)、東京都(205人)と続く。
ただ、定点医療機関あたりの患者数が多かったのは、佐賀県(5人)、宮崎県(4.23人)、石川県(3.31人)、沖縄県(3.21人)、山形県(2.5人)となっている。おたふくかぜおよびその合併症の治療は、発熱に対して鎮痛解熱剤を用いるなど、基本的に対症療法となる。