液晶ペンタブレット「Cintiq 24HD」が作画の効率化と"健康"をもたらした - 漫画家・小田すずか
この機種を導入したことで、低い位置に画面を持ってくることができて、良い姿勢で原稿に取り組めるようになりました。必要な時には完全に画面をフラットに倒したりできるのもいいですね。
――そのほか、液晶ペンタブレットを使用していることで効率化した作業などはありますか?
そうですね、言ってしまえばもう「全部」ということになるのですが(笑)。特に挙げるとすれば、モノクロのペン入れが楽になりました。
ペン入れには色塗りやトーン貼りに比べて繊細なタッチが要求されるのですが、Cintiq上ですべてそういった作業も終えることができます。
――作画の時間はどれくらい早くなりましたか?
体感で倍くらいは速くなったと思います。――漫画の制作の際はどのソフトを用いて作業されていますか。
モノクロ原稿は「Comic Studio」、カラー原稿は「Illust Studio」を使っています。
やはり液晶ペンタブレットとの相性はとてもいいですね。どちらのソフトもラフから仕上げまで全てPC上で作業することを前提に作られているソフトだと思うのですが、直感的に画面に描き込める液晶タブレットを用いることによって、使い勝手が向上します。