くらし情報『値引き色が薄まった携帯学割、そこに秘められたキャリアの思惑とは?』

2016年1月22日 11:55

値引き色が薄まった携帯学割、そこに秘められたキャリアの思惑とは?

値引き色が薄まった携帯学割、そこに秘められたキャリアの思惑とは?
●データ通信の特典付与が中心に
春商戦を間近に控える中、携帯電話キャリアは今年も学生向けの割引施策を発表した。だが今年の学割は、各キャリア共に料金を割り引くよりも、高速通信の利用が可能なデータ通信容量を増やすことに力を入れた内容となっている。一体なぜ、料金ではなくデータなのか。その裏にあるキャリアの狙いを探ってみよう。

○割引ではなくデータ通信容量が目玉に

携帯電話業界にとって、1年で最も販売競争が過熱するのが春商戦だ。この時期は新入学シーズンを迎えた学生や新社会人が、新たに携帯電話を契約することが多い。そうしたことから、携帯電話キャリアは毎年、春商戦に合わせて学生を中心とした若年層向けの"学割"キャンペーンを提供している。

従来の学割は、新たに契約した25歳以下の利用者に対し、一定期間基本料金を大幅に割り引くなど、料金面での施策が中心となっていた。
しかしながら今年、各キャリアが発表した学割の内容を見ると、その様相が大きく変化していることがわかる。

実際、1月12日にソフトバンクが発表した「ギガ学割」は、25歳以下のユーザーが新機種を購入した場合、3GB(後に6GBに増量)の高速データ通信容量を36カ月間、つまり約100GB分(後に200GBに増量)

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