アニメにもっと"お布施"をするために - クラウドファンディング「OFSEA.IO」立ち上げの動機と「現在地」
率直な反応としては、「上手く行くならやってみたい」「本当に人が(プラットフォームに)来るの?」というような声をいただきました。
プロジェクト掲載の可否は、アプローチ先の約半数から前向きにご検討いただいている、というような状況です。クラウドファンディングでファンから支援を集めるということ自体が特別なことではなくなるように、これからもアプローチを続けて行きたいです。
――プロジェクトの立ち上げから提案しているとのことですが、これまでもそういった企画職などを経験されてきたのでしょうか?
いいえ。データ分析を行う企業「アルベルト(ALBERT)」でサービス開発からマネジメントまで経験させていただいた後、2015年に独立して起業しました。アニメ業界の関係者ではないのですが、いちファン、いちIT技術者という立場だからこそ行動を起こせることがあると思っています。
――では、ゼロからアニメ業界にアプローチされているのですね。会社内プロジェクトなどではなく、独立したきっかけは何だったのでしょう?
昔からテレビアニメや劇場アニメをよく見ているのですが、素晴らしい作品にであって感動したとしても、その気持ちや体験を作り手に還元できる場がほとんどないことに、1ファンとして歯がゆさを感じていたのが根底にあります。