2016年1月29日 09:00
2016年のデジタルマーケティング業界、技術・市場はどう動くか? [後編]
前編では、今後のデジタルマーケティングを展望する上で重要なトレンドである「アドテクとマーテクの融合」を取り上げた。後編では、前編でも取り上げたScott Brinker氏による2016年のマーケティングテクノロジー(以降、マーテク)の予測「7 not-quite-predictions for marketing technology in 2016」を題材に、2016年のトレンドを占ってみたい。
○2016年のマーテク7つの予測
タイトルに「あまりきちんとしたものではない」との断り書きがあるが、Brinker氏による2016年の予測は以下の7点である。
2016年はMarketing Technology Landscapeに示されるベンダー数がピークを迎える。
2016年は多くの大手マーテクベンダーにとって、「キャズム越え」に直面する年になる。
アドテクベースのディスプレイ広告が苦境に陥る。
エンタープライズ向けマーテクベンダー間の垂直的競争が激化する。
オープンソースソフトウェアが選択肢に加わるマーケティングテクノロジー分野が増加する。
異なるテクノロジーを組合せたマーケティングテクノロジースタックがテクノロジー統合を容易にするものとして広く受け入れられる。