2016年2月2日 09:30
東京都の2016年の花粉飛散開始日を気象予報士が予想 - 飛散量は前年比150%
例えば、猛暑で前年の飛散量が「並み」だったら「やや多い」、前年が「少ない」だったら「非常に多い」といったように、前年の飛散量とリンクしている。
それらを総合的に鑑みると、「関東から東北は例年より多い予想で、こちらの地方に行くときは要注意です。東海から西は、多いところで例年並みで、例年よりやや少ない地域が多いです。すなわち、東で(飛散量が)多くて、西で比較的少ないということです」。
○東京都では「花粉が多い日」が40日前後に?
具体的には、東京都23区では過去10年の平均と比べ、150%くらいの飛散量が見込まれると村山さんは話す。「これだけ飛んだと仮定すると、1日に(1平方cmあたり)30個以上の花粉が飛ぶ日が、都内では35~40日くらいになると思います」。
東京都では花粉を「ダーラム法」と呼ばれる方法で測定しており、1日で1平方cmあたり30個以上の花粉が飛ぶ日は「花粉が多い」というランクに位置づけられている。すなわち、花粉飛散量が多い日が花粉シーズン期間中、35~40日ほどあると見込まれるというわけだ。
しかも、近年は花粉の飛散量が急激に増加する傾向もみられているという。昔は花粉飛散開始日から、1平方cmあたりの花粉が10個以上になるのに1週間を要し、30個以上になるのに2週間かかった。