VAIOがWindows 10 Mobileでスマホ市場に再参入したワケ
やスマートバンドの「Moff Band」などで、これらに対して製造開発支援を行っている。
特に最近は「モノづくり」をキーワードにハードウェア系のスタートアップ企業が国内にも増えているが、マクニカの提供するスタートアップ支援プログラムにも参画しており、前述のPC以外の新規分野開拓を進めている。そのPCに次ぐVAIOの柱としてスタートしたのが「VAIO Phone Biz」のプロジェクトというわけだ。
問題は、なぜあえてこのタイミングでのスマートフォン参入で、それがWindows 10 Mobile搭載端末なのかという点だ。
同氏は「ビジネス需要が見込めることが大きかった」と説明している。Windowsはスマートフォン向けのプラットフォームとしてのシェアは世界的にもAndroidやiOSに大きく溝を空けられており、国内ではWindows Phone 8時代の空白を経て"ゼロ"の時代を過ごしてきた。一般ユーザーへの認知や需要という面では厳しいものの、Microsoftがスマートフォンへの国内再参入を宣言した際は「ビジネス面での引き合いが多く、潜在需要は高いと見ている」と米MicrosoftでOEMを担当するNick Parker氏がコメントしている。