2016年2月5日 19:50
育休から職場復帰、次に立ちはだかる「3歳の壁」に親たちは……
同団体は、同区が「0~2歳までの児童を多く保育する保育施設の増設に力を入れてきた」と評価した一方で、「3歳以降は幼稚園という選択肢もある」と想定していた区と、「3歳以降も継続して認可保育所での保育を望む」という保護者の意識に隔たりがあったと指摘。「3歳からの行き場を失う児童が出る可能性があります」と主張した。
○84%が「3歳以降も認可保育所を利用したい」
「3歳の壁」問題が今後の待機児童問題や、少子化問題にも大きな影響を与えるとした同団体。実態を調査するために、2歳までの受け入れをしている保育施設の利用者(現在または過去)を対象にしたアンケートを実施し、2月5日に公表した。
はじめに保育園増加の実感について尋ねると67%が「少し増えてきているがまだまだ足りない」と回答。「全く増えていない」と答えた人も25%いた。次に3歳以降の預け先に不安があるか(あったか)聞いた。結果、59%が「かなりある」と回答。
次いで「少しある」(24%)、「不安で眠れないくらいだ」(13%)が続いている。また「3歳以前の預け先」についても調査したところ、最も多かったのは「区立保育室」で31%。2位は「認証保育所」