2016年2月9日 22:38
Surface Bookが宣戦布告するなら、その相手はMacBook Pro - 阿久津良和のWindows Weekly Report
Surface Bookはオフィスや自宅の机上で、腰を据えて使用するデバイスと言えよう。以前からハイエンドノートPCは、デスクトップPCの代替として存在してきた。だが、筆者はSurface BookをデスクトップPCではなく、MacBook Proのライバルと見ている。
Windows 10 Devices Eventで、Microsoft Surface担当CVPのPanos Panay氏はSurface BookとMacBook Proを比較するプレゼンテーションを行った。さらに米国では、Surface Bookの発売に合わせて乗り換えキャンペーンを実施した。日本マイクロソフトは、米国と同じようなキャンペーンを行う予定はないとしているが、同様にライバル視している雰囲気は感じ取れる。
Microsoftが躍起になってMacBookシリーズと比較するのは、OS XやWindowsといったOSではなく、アプリケーションやWebサービスを利用する新たなユーザー層にアピールするためだ。さらに、打倒Macの道筋を作る意図もあるのだろう。
こう考えれば米国本社の姿勢や日本の関係者の発言も合点がいく。