くらし情報『Sprint、アジア、Fintech…ソフトバンクの投資は実を結ぶか』

2016年2月13日 11:00

Sprint、アジア、Fintech…ソフトバンクの投資は実を結ぶか

Sprint、アジア、Fintech…ソフトバンクの投資は実を結ぶか
●Sprintの行方は?

ソフトバンクは2月10日、2016年3月期の第3四半期(2015年10~12月期)決算に関する説明会を開催した。第1~3四半期までの前年同期比での連結営業成績は売り上げが8%増、EBITDA(減価償却前営業利益)が24%増、営業利益が18%増と引き続き伸びている。懸案事項は引き続き米国の携帯電話事業であるSprintの業績で、今回の時間の大部分がこの説明に費やされた。

○携帯電話事業の改善はコスト削減効果で

国内の携帯電話事業は、営業利益が前年同期比8%増の一方で、売り上げと累計契約者数はほぼ横ばいか微増にとどまっている。以前までの伸びはみられず、ほぼ飽和に近い状況に近付いているが、こうした利益増の背景にはコスト削減がある。

音声ARPU (1利用者あたりの平均売上)は減少傾向が見られる一方で、データ通信収入が増えて安定傾向にあり、事業的にはほぼ落ち着いた状態となっている。

ただ、ライバルとなるNTTドコモやKDDIは固定回線を合わせたセット売り戦略を強化しつつあり、ソフトバンクの孫正義社長は解約率がやや上昇傾向にあることを警戒しているという。そのため、光や電力とのバンドルに注力しつつ、顧客満足度を改善することで、既存ユーザーのつなぎとめと解約率の押し下げに繋げたい考えだ。

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