くらし情報『米国、新しい偵察衛星の打ち上げに成功 - レーダー偵察衛星「トパーズ」か』

2016年2月17日 13:33

米国、新しい偵察衛星の打ち上げに成功 - レーダー偵察衛星「トパーズ」か

FIAとは、次世代の偵察衛星を開発する計画「Future Imagery Architecture」の頭文字からとられている。NROは1988年から2005年にかけて「ラクロス」、もしくは「アニクス」と呼ばれる衛星を打ち上げており、FIA-Rはその後継機であると考えられている。NROではもともと、FIA計画の下で、電子光学センサーを搭載する衛星「FIA-O」と合成開口レーダーを搭載する衛星FIA-Rの2種類を開発する計画だったものの、光学衛星の開発が中止され、レーダー衛星のみが残った。

またFIA-Rの正式なコードネームは「トパーズ」であることが、2013年にエドワード・スノーデン氏がザ・ワシントン・ポスト紙にリークした、米国の諜報活動に関する予算書から判明している。この予算書が正しければ、トパーズは全5機が打ち上げられ、その後は「ブロック2」という改良型の打ち上げに移行することとなっている。

ロケットの飛行プロファイルや、衛星が投入された軌道も明らかにされていないが、切り離したタンクなどの落下警戒海域に関する情報から、方位角222度に向けて飛んだことがわかっている。この場合、衛星は赤道面からの傾き(軌道傾斜角)

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.