くらし情報『「日本のアニメ」はCGに置き換わるのか - サンジゲン・松浦代表に聞く(前編)』

2016年2月18日 12:00

「日本のアニメ」はCGに置き換わるのか - サンジゲン・松浦代表に聞く(前編)

「日本のアニメ」はCGに置き換わるのか - サンジゲン・松浦代表に聞く(前編)
●アニメの「CGっぽさ」、その違和感の理由を解剖

意思を持つ武器「ブブキ」と謎の人型巨大生命体「ブランキ」を中心に展開される重厚なSFファンタジーアニメ『ブブキ・ブランキ』。3DCGを用いた制作を得意とするアニメスタジオ「サンジゲン」の設立10周年を記念したオリジナルTVアニメが話題を呼んでいる。

『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』の副監督や、『キルラキル』の演出などを手がけた小松田大全氏を監督に起用し、キャラクターデザインをコザキユースケ氏、シリーズ構成・脚本をイシイジロウ氏、北島行徳氏が手がけるなど制作陣の豪華さにも目がいくが、特筆すべきはフルCGにも関わらずセル画のような感覚で違和感なく鑑賞できる「セルルック」技術の高さだ。

そこにはいったいどんな技術が使われているのか。そして、CGアニメとデジタル作画は日本のアニメ業界をどう変えていくのか。サンジゲン代表の松浦裕暁氏に聞いた。

○「CGっぽい」とはどういうことなのか

――本日はよろしくお願いします。まずは『ブブキ・ブランキ』のお話から聞かせてください。
本作はフルCGでありながら、セル画に見える表現、いわゆる「セルルック」で制作された作品ですよね。

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