2016年2月26日 11:20
ビットアイル・エクイニクス、"最大の強み"は「マルチクラウド環境の提供」
古田氏は、同社のエコシステムについて、次のようにコメントした。
「多くのネットワーク事業者と提携することによって、データセンター利用の質と価値が高まる。例えば、新宿駅の価値は、建物が立派であることではなく、JRや地下鉄などが多く集まっているインターコネクションポイントであること。グローバルで展開し、かつインターコネクションポイントを全面的に打ち出している事業体は、エクイニクスだけではないだろうか」
また、古田氏は同社の戦略としている「Interconnect Oriented Architecture」について、次のように説明した。
「データセンターの中でクラウド・通信・コンテンツなど各事業者が相互に接続することで、ネットワーク化され、かつクラウド化されている環境に、最も適したIT環境をつくっていくことを、われわれはInterconnect Oriented Architectureと呼んでいる。エクイニクスでは、『Equinix Cloud Exchange』というスイッチを介して、Microsoft AzureやGoogle、AWS、SoftLayerなどの巨大グローバルクラウドと相互接続する環境を提供している。