体内に異物を入れている違和感もあまりないという声が多いようです。さらに、頻繁に取り替えが必要なナプキンと比べると、長時間装着したままにできるのも魅力です。
膣内に入れて使うという点ではタンポンと同じですが、月経カップは洗って繰り返し使えるので、ゴミが出ず、エコで経済的。また、取り出したときに経血量が目で見えるので、自分の体の変化を把握しやすいという面もあるかもしれません。
●痛みが心配、装着難度は「タンポン以上」ってホント?
○デメリットは「装着難度」「衛生面」
一方、デメリットもいくつかあります。第一に、膣内に入れて使うものなので、慣れないと出し入れが難しく痛みを伴うこともある点です。タンポンには通常、アプリケーターやヒモがついているため、基本的には手を膣内に入れる必要がありません。しかし月経カップは、手を使って出し入れしなければいけません。
手が汚れますし、装着の難度はタンポン以上と考えていいでしょう。
そのほかに、衛生面も気になります。素材はシリコンなので、正しく使えば雑菌が繁殖する可能性は少ないのですが、取り出した後にちゃんと洗わなかったり、不潔な手で出し入れを行ったりすれば、膣内に炎症などが起こる可能性も。