山田祥平のニュース羅針盤 (62) 通信に大切なのは速さだけじゃない
当然、これらの高速化に対応した端末は、まだ発売されていない。おそらくは、サービス開始時には入手可能になると思われるが、現時点では入手は不可能だ。
○端末の対応バンドは明確に
自分の使っている端末が、どの周波数に対応しているのかを深く考えたことがあるだろうか。いや、そもそもキャリアが端末のスペックとして積極的に対応周波数を明示していないのはよくないことだと思う。
たとえば、このページは、ドコモの端末紹介だが、スペックには、
受信時最大225Mbps 送信時最大50Mbps
PREMIUM 4GTM
としか書かれていない。
本来、LTEの割り当て周波数は3GPPが標準化しているバンド番号で表記するべきだ。
たとえばドコモであれば、
Band 1(2.1GHz帯 FD)
Band 3(1.8GHz帯 FD)
Band 19(800MHz帯 FD)
Band 21(1.5GHz帯 FD)
Band 28(700MHz帯 FD、ごく一部地域でのみ運用)
Band 42(3.5GHz帯 TD、サービス開始は6月)
が割り当てられている。別のバンドで同じ周波数帯を使うこともあるので、バンド番号で表記するのが確実なのだ。