くらし情報『2015年の映画業界、二極化が進む!? 邦画の興収1位は『妖怪ウォッチ』に』

2016年3月14日 13:00

2015年の映画業界、二極化が進む!? 邦画の興収1位は『妖怪ウォッチ』に

2015年の映画業界、二極化が進む!? 邦画の興収1位は『妖怪ウォッチ』に
ブルーリボン賞、キネマ旬報ベストテン、日本アカデミー賞など、2015年の映画賞の結果が続々と発表されたが、改めて、2015年は日本の映画界にとってどのような年だっただろうか? 『キネマ旬報2016年3下旬号』(発売中 1200円+税 キネマ旬報社刊)の内容から、振り返る。

2015年に日本で公開された映画は邦画が581本、洋画が555本の計1,136本だった。興行収入は邦画1,203億6,700万円、洋画967億5,200万円、合計で2,171億1,900万円となった。前年から比べると4.9%増と、わずかながら上向きの様子が見える。

しかし、作品ごとの金額を見ると、ヒット作とそれ以外で大きく二極化していることがわかる。興行収入10億円を超えた作品は、全部で60本(2015年公開作品の5%にあたる)。この60本のヒット作品の興収合計が1,600億円にも及んでおり、興行収入全体の8割を占めている。元パラマウント ピクチャーズ ジャパン営業部の中川聡氏は「残りの95%の作品はどこに行ってしまったのか」と指摘する。
現在主流の「シネマコンプレックス」システムでは、ヒット映画はロングラン上映を行うが、客が入らなければ上映回数が減り、すぐに打ち切りとなる。

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