2016年3月18日 13:51
塩田紳二のアンドロイドなう (114) Android Wearを再評価してみる
が登場しました。このとき、正式に文字盤アプリの開発などが可能になりました。それ以前にも文字盤アプリは登場していたのですが、販売されたAndroid Wear機などに搭載されていた文字盤アプリなどを解析して作られたもので、正式なSDKを利用して作られたものではありませんでした。このあたり、立ち上がり時期の混乱が見られます。アンドロイドやAndroid Wearは、「アプリ実行のプラットフォーム」であり、そのために開発者による「市場」(あるいはエコシステム)が形成されています。そこに、ソフトウェア開発の準備が整っていないハードウェアを投入してしまったわけです。Google側には、Lollipopの開発が遅れたという事情があるものの、少なくとも最初からSDKなどの環境は整えておくべきでした。
現在のAndroid WearのGUIのベースは、この次のAndroid Wear 1.1で作られます。
このとき、現在のように時計表示から右側にスワイプしていくことでアプリラウンチャーや音声コマンド画面などが表示され、下にスワイプすることでクイック設定画面が表示されるという現在の画面構成の基本が作られました。