斎藤工、“深い愛”を感じた出来事「雨の日に電車に乗っていたら…」
きっと特別じゃなくて当たり前に、自分の子どもに傘をさしてここまで来たんだなと。僕自身のことで言うと、僕は表に出る立場なので、色々な現場で周りの方以上に優先していただけます。朝が早くても、それ以前にスタッフの方たちは早く入って仕込みをされている。そして、僕が去った後も片付けや、その後作業される方たちがたくさんいるという事を考えます。プロフェッショナルな皆さんにリスペクトと感謝を忘れないように、皆様のたくましい背中を見ています。
――いつ起こるか分からないリスクに備えてずっとどんな時も持っているモノはありますか?
モノというよりは考え方なんですが、失敗するということをあえて具体的に想像します。その可能性は大いにあるかなと。また失敗が長い目で見たらマイナスではないと何となく分かってきたので、あまり自分を過信しないようにしています。
うまくいかないことをどういう風に変えていくかということが今までもたくさんあって、それは、これからも当然起こる事なので、健康リスクとは少し違う話かもしれないですが、“まさか”が起こらない未来はないと思うので、どれだけ備えても“まさか”が必ずあるということを意識するのが、すごく意味あることなのではないかと思うようにはなりました。