くらし情報『北海道新幹線は北の空を変えるのか』

北海道新幹線は北の空を変えるのか

新規開業で最も旅行意欲を刺激され、「一度は乗ってみたい」「時間・費用に大差がなくなるなら試してみたい」という層は多くいるだろうから、旅行会社の商品設定も活発化する。

最も可能性のあるのは「片道は新幹線」という商品設定だ。実際3月4日には、JALとJR東日本が片道使い商品での販売提携を行うことが発表された。と言っても、当面は両社が空港・駅で優位を持つ青森・三沢と函館を組み合わせた東京向け商品が多いようだが、道南の人々にとっても、これまでなかなか行きにくかった日光など南関東への旅行も増えるきっかけになるのではないか。

夏のハイシーズンに向け、北海道新幹線は旅行会社にとっては格好の新商品として活用されるだろう。総需要のパイが拡大することで鉄道・航空双方にとってプラスの相乗効果がもたらされ、インバウンド旅客を含めた様々な魅力的ある旅行商品が開発されることに期待したい。

このため、新函館北斗までの新幹線開通はすぐには大きな旅客流動の変化はもたらさないと思われるが、新幹線が札幌まで開通すればいろいろな変化が起こりうる。ただし、実現は2030年とも言われているので、現時点ではなかなか考察がしにくいように思われるが、航空と鉄道(新幹線)

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