2016年3月25日 11:05
Adobe 、クロスデバイスのユーザー認識ネットワーク「Co-op」を発表
デバイスを対象としてきた。しかし、製品を買うのは消費者だ」と指摘する。
これまでのターゲティングは、IPアドレスとインターネットのCookieに重点を置いていた。そのため、「そのコンテンツを“誰”が閲覧しているのか」を把握できていなかったことがある
同社の調査によると、複数のデバイスを切り替えながらコンテンツを閲覧している消費者は79%で、2000年以降に成人になった、いわゆる「ミレニアル世代」は90%に上るという。また、消費者の66%が、デバイス間でコンテンツが同期されないことに不満を感じているとのことだ。
○不必要な広告を繰り返し見せられるストレスから解放される
Co-opは、匿名化された個人や家族が使用する複数のデバイスの間にリンクを確立することで、消費者がデバイスを替えても、企業は適切なコンテンツを個人に提供し、一貫した体験を実現するものだ。これによりCo-opの会員企業は、デバイスではなく利用者に対して適切なコンテンツを提供できるという。一例として、A氏が航空会社とホテルのサイトにアプローチするケースを見てみよう。
A氏はパソコンから沖縄行きの航空券を購入し、同時にホテルも予約したとする。