鈴木仁、演じることの“楽しさ”「自分以外の人の人生を生きることができる」
よく和葉もずっと付き合ってくれるなと思います(笑)。
――確かに1人の人間として、その切り替えをするのはとても難しいですよね。
頭で考えていたら全然追いつかない(笑)。しかも楓は本編では、そういう感情をあまり見せる役ではなかったので、より難しく感じました。内心すごく蜜の言葉に揺さぶられているんですけどね(笑)。
○■前野朋哉演じる一二三の金言は「よくよくちゃんと聞いてみると…」
――逆に今回のdTV版では、本編では描かれなかった楓の感情や心情を、親友の和葉や熱波師・一二三に心情を吐露する姿が映し出されています。ある意味、少し違うキャラクターなのかとも感じたのですが、いかがでしたか?
内面が垣間見えたとしても、もちろん楓ではあるんですけど、蜜がいない世界の中でどう新しい顔を見せていけるか、楓をどう紐解いていけるかというところが、dTV版の見せ場というか、やりがいでもあったので楽しめましたね。前野(朋哉)さん演じる熱波師の話についつい耳を傾けてしまう楓とかも、本編とは違った一面だと思います(笑)。
――サウナのシーンでの、一二三の話は妙に説得力もありますしね(笑)。
そうなんですよ! でもよくよくちゃんと聞いてみると、いまいちわからない(笑)。