くらし情報『鈴木仁、演じることの“楽しさ”「自分以外の人の人生を生きることができる」』

鈴木仁、演じることの“楽しさ”「自分以外の人の人生を生きることができる」

でも本当に悩んでいる楓から見たら、すごく訴えかけてくるものがあったんだなと素直に感じました。そうやって本編の楓のイメージが徐々に崩れていって、本当の楓が浮き彫りになっていく姿を楽しんでもらいたいです。

●モデルとして芸能界入り、そして俳優へ

○■転機は『花のち晴れ〜花男 Next Season〜』

――一二三との会話の中で体の細胞に例えて、「傷ついて戻って強くなる」というやり取りがありましたが、俳優として同様の経験をしたことはありますか?

少し違うかもしれませんが、もともとこの業界に入ってきたときには、演技の仕事をするという考えをもっていなかったので、初めて俳優としてお仕事を頂いたときに衝撃は受けましたね。全然ついていけなくて「やばい……」と焦りました。その経験から演技に興味を持ち始めたので、その感覚に近いのかなと思います。

――もともとはモデルとして活躍されていました。

そうですね。モデルを目指してオーディションを受けたのが、芸能界入りのきっかけでした。
そこからありがたいことに演技のお話を頂いたのですが、右も左もわからない状態。現場でどこにいたらいいかとか、カットがかかったらどうすればいいのかとか、現場の居方もままならなくて(笑)。

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