ただし、専用のクレジットカードやICカードなど、他社のネット予約よりもハードルが高い。
○新幹線のネット予約で気をつけることは
ネット予約の場合、予約した会社のきっぷを、どこのみどりの窓口や指定席券売機で受け取れるか、しっかりと確認する必要がある。JRはそれぞれ別の会社であり、各社とも協力関係があるものの、それでも全国統一のサービスとはなっていない。しかも新幹線に長距離乗る場合、乗った駅と降りた駅では、別のJRの会社だということはよくある。
ネット予約をして、その先の駅で受け取れるかどうか。予約のシステムについては、各JRのホームページで確認しよう。
また、スケジュールがどうなるかわからない場合、無理にネット予約で割引きっぷを買おうとしなくてもよい。行きはたいてい乗車すべき列車は決まっているが、帰りはどうなるかわからないということはある。
その場合は行きだけ予約して、帰りは現地できっぷを買おう。完全に「おトク」ではないかもしれないが、そのあたりの融通性は必要だ。
著者プロフィール: 小林拓矢
1979年山梨県甲府市生まれ。早稲田大学卒。フリーライター。大学在学時は鉄道研究会に在籍。鉄道、時事社会その他についてウェブや雑誌・ムックに執筆。