くらし情報『日本のアニメのデジタル化、その最前線に迫る - ACTF2016 (4) アニメ制作をデジタル化すると何が起きるのか、リアルな現場の声 - あにめたまご2016』

2016年3月31日 14:14

日本のアニメのデジタル化、その最前線に迫る - ACTF2016 (4) アニメ制作をデジタル化すると何が起きるのか、リアルな現場の声 - あにめたまご2016

ほぼデジタル原画で制作しており、TVPaintが主。補助的にPhotoshopを使用している。

尺は24分、カット数は287、動画枚数は8182枚という数字だ。うちデジタル作画は236カットで、全体の82%を占める。原画マンによっては紙でないとダメという人もいたということで、チェッカーは作画机とOA机の2台体制で制作を進行した。

原画マンは7名。今回は特殊な手法はとらず、TVシリーズのような作品がどこまでデジタル作画でできるのかを試してみたという。動画枚数8182枚はTVシリーズと考えると多めだ。


主なセルのワークフローは、レイアウトから始まり、各種チェックを経て原画&動画、そして動画検査と色指定へ。仕上げからセル検査をして撮影となる。

この流れの中で、デジタル作画の導入により変化したのが、作監チェックからラフ原への流れと原画作監チェックから動画への流れ、そして色指定から仕上げへの流れの3ヶ所だ。

大変だったのは原画作監チェックから動画への流れで、全カットすべての素材を静止画として書き出しすることで、通常にはない手間がかかったという。一方で新しい挑戦となったのが、「進行自動化計画」。

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