2016年4月6日 09:52
Googleの中の人が教えるモバイルセキュリティ (3) セキュリティプリンセスが伝えたいChromeの最新動向
また、サイトの攻撃が特定の国や地域に特化している場合は、そこにいるユーザーのみに情報を提供します。これによって、関係のない地域のユーザーの端末における無駄なデータ通信の発生を防ぐことができます。
こうした調整は、Googleのデータ圧縮に携わるチームとAndroidセキュリティチームが密に連携することで実現しており、データのやり取りと、端末に読み込ませる容量を必要最低限にとどめることを目指しています。
Android版Chromeの最新版がインストールされている端末では、すでにセーフブラウジング機能が適用されています。安心してブラウジングをお楽しみください。
著者プロフィール
○パリサ タブリズGoogle セキュリティプリンセス
Googleセキュリティチームに「ハッカー」として入社して以降、8年以上情報セキュリティに携わる。エンジニアとしてはGoogleのWebアプリケーション脆弱性をいくつも修正し、社内のほかの技術者指導も行う。現在はChromeのセキュリティ開発チームに所属し、ユーザーがより安全にブラウジングできるよう開発を行っている。
2012年には、Forbes誌による「30歳未満の30人」