2016年4月21日 10:00
『週刊文春』がネットメディアに問う「それで面白いの?」 - マネタイズの挑戦と未来、ショーンK・野球賭博スクープの真相
をラインとしています。66万部を完全に売り切るのは、日本全国津々浦々まで撒いているのでとても大変なんです。首都圏で売れても、地方ではそうでもなかったり。そういう意識の違いが生じることもあります。
今年に入って3冊完売しましたが、そのうちの1冊は9割超え(1月28日号)。これは2012年の原監督の号以来ですね(原辰徳の1億円恐喝事件2012年6月28日号)。編集部が「売れる」とふんで売れたことはやっぱりあるし、「売れる」と思ってて思ったより売れないこともある。でも、「思っていた以上に売れた」ことは残念ながらあまりないんですよね(笑)。
――今朝のワイドショーでは、たくさんショーンKさんを見ました(3月中旬に取材)。
ずっとテレビでやってますね。やれる局とやれない局にきれいに分かれていましたが(笑)。
――テレビだけではなく、ネットメディアをはじめ、マスコミ全体が『週刊文春』の恩恵を受けていることがあります。この状況についてはどのように受けとめていらっしゃいますか。
僣越ながら「役割分担」がされつつある印象です。要するに、コンテンツメーカーとプラットフォームのように。第一報のコンテンツを出すところ、そしてそれを使って読者や視聴者に伝えるところ。