くらし情報『『週刊文春』がネットメディアに問う「それで面白いの?」 - マネタイズの挑戦と未来、ショーンK・野球賭博スクープの真相』

2016年4月21日 10:00

『週刊文春』がネットメディアに問う「それで面白いの?」 - マネタイズの挑戦と未来、ショーンK・野球賭博スクープの真相

それもあると思います。こちらでコントロールできること、できないことはありますが、取材対象の選び方は重要です。誰のことならお金を払ってまで知りたいのか。そしてその人物に報じる大義があるのか。そこは見極めます。常にそれを見据え、入念な取材をして記事を作っていますが、結果的に完売になる時は前日に”何か”が起こることが多い。例えば会見。甘利さん、ベッキーさん、宮崎さんは、発売前日、当日にうちの記事に関して何らかのリアクションを取らざるを得なくなっていました。
3月10日号(ショーンK氏の学歴詐称疑惑など)も売れ行きはわりと好調ですが、やっぱり前日にショーンKさんの活動自粛が発表されました。世間の方々は「なんだなんだ!?」「また文春?」「ただならぬことが起こっている!?」となるし、新聞やテレビも当事者に動きがあると、追っかけやすくなる。そうやって広がっていくと売れる傾向にあります。やっぱり何の反応もないと、いくらすごいスクープでも、スルーされて気がつかれないこともあるわけです。

●ショーンKを調査した3週間
――ということは各メディアが追いかけて報じるのも、その盛り上がりの一端となり、結果的に売り上げに貢献しているということになりますね。

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