2016年5月9日 13:00
フジ『みんなのニュース』伊藤利尋キャスター、熊本地震のマスコミ取材で異例の謝罪 - 2週間の現地レポートで積もった「強い思い」
●救出劇に立ち会うも「なんとも言えない…」
4月14日に初めての震度7を観測した今回の熊本地震。その後の本震だけで収まらず、依然として余震は続き、震度1以上が1,000回を超えるという大きな災害となっている。テレビ各局では、何度も通常放送を取りやめて緊急報道特番に切り替え、多くのニュースキャスターが現地入りして、レポートを行ってきた。
その中でも、計2週間という長期にわたって被災地からレポートを行ってきたのが、フジテレビ系『みんなのニュース』(毎週月~金曜15:50~19:00)メインキャスターの伊藤利尋アナウンサーだ。倒壊した家屋からの救出劇など、緊迫の様子を伝え続けてきたが、一方で今回のマスコミ取材について謝罪する場面も。災害報道では異例のメッセージを発するに至ったその思いとは――。
――今回の熊本地震で、伊藤アナは全部で2週間という、メインキャスターとしては異例の長さで現地を取材されていました。4月14日夜に前震が発生して、その翌日から現地に入ったんですね。
はい、15日の午前中に熊本に入って、被害が大きかった益城町を取材して、その日の『みんなのニュース』は、ほぼ全編をそこからの中継という形で放送しました。