2016年5月31日 07:00
『僕のヤバイ妻』豊福陽子プロデューサーに聞く"ヤバイ"裏話【後編】- 昨今の人間関係に問題提起「トコトンぶつかり合う夫婦を描きたかった」
●真理亜のシナリオが計算外の事態に
――裏にはTBS系で『重版出来!』が放送されています。やはり意識されていますか?
意識というか、結果的に「火曜10時はなんか面白いドラマやってるよね」と、見ている方が印象を持ってくださるのが一番いいなと思っています。もちろん、こちらをオンタイムで見てほしい気持ちはありますけど、「なんか面白いドラマやってるよね、あそこね」っていう印象を持ってもらえれば、すごくうれしいなと思います。
――豊福さんはこれまで『アンフェア』や『美しい隣人』など、サスペンス作品のプロデュースが多い印象があります。
そうですね。サスペンスが好きなんですよね、私(笑)
――サスペンスの魅力とは?
謎があるのが好きなんですよね。分からないものが分かる、気づかなかったことに気づくという快感がすごくあるじゃないですか。何があってそれがそうなったのかという背景に、すごく人間らしい感情が出てくるというのが、すごい好きですね。
――『素敵な選TAXI』もプロデュースされていますが、サスペンスではない作品も、その面白さは通じる部分がありますね。
そうですね。自分にとって、分からなものが分かるというのは、とっても爽快な感情なんです。