2022年8月12日 10:00
白洲迅、30代は“楽しみな第1歩”「役者として変化していける大きなきっかけに」
夫婦関係というテーマだけでも難しいのに、性別が変わるという設定でまたさらに……。もちろん結末は決まっているので、そこにどのようにしてたどりつくのかっていう正解のない道のりを作り上げている感覚があります。答えのないことを表現しようとしているので、この作品に携わっている全員で考えていくしかないのかなぁと。それぞれの考えもまさに“個人差がある”と思うので、悩んで意見を出し合って作っていけたら、色んな見方ができるよりよい作品になるのではないかと思いますね。
○■物語を照らす晶のキャラクター「良くも悪くもすごく素直」
――晶と妻の苑子(新川優愛)以外にも様々な事情を抱えたキャラクターが登場して、それぞれの立場からいろいろな角度で作品を観ることもできそうです。
夏菜さん演じる晶から男の晶に戻ったりするので、晶以外の皆さんも本当に大変だと思います。撮影現場でも、実際に異性化した人がいたら自分ならどういう風に接するか、どういう心境なのかみたいな話もするんですけど、「難しいね……」となって、結局答えなんてないんですよ(笑)。観てくださる人にもそういう風に楽しんでもらえるのが、この作品の良さだと思います。