2022年8月22日 07:00
役所広司&吉沢亮、初共演で親子役に オーディションで国際色豊かなキャストも
俳優の役所広司が、映画『ファミリア』(2023年1月6日公開)の主演を務めることが22日、明らかになった。
同作は山里に暮らす陶器職人の父・誠治(役所)と海外で活躍する息子・学(吉沢亮)、そして隣町の団地に住む在日ブラジル人青年・マルコスの3人を中心に国籍や育った環境や話す言葉などの違い、血のつながりを超えて強い絆で“家族”を作ろうとする姿を描いたオリジナル作品。『八日目の蝉』『ソロモンの偽証』『いのちの停車場』など、人間ドラマの名手の成島出が監督を務める。
主人公の誠治役の役所は、約10年ぶりの成島組への参加となり、息子の幸せを願う不器用な陶器職人を演じる。一流企業のプラントエンジニアとして赴任したアルジェリアで大切な女性と出会い、新しく家族をつくろうとする誠治の息子・学を吉沢亮が演じ、役所との初共演が実現した。
本作のキーとなる在日ブラジル人青年・マルコスを演じるのは、オーディションで選ばれた在日ブラジル人のサガエルカス。厳しい状況で生活をしながら、偶然出会った誠治に亡き父の面影を重ね、焼き物の仕事に興味を持ち、次第に誠治と心を通わせる難しい役を演技初挑戦ながら瑞々しく体現する。